| Oval Boxについて
材料について
国内外の厳選された優良材を使用し、一つひとつ木目を選んで製作しています。
自然素材を使用しているため、木目は一つひとつ異なります。
また寸法は数%の個体差がある場合があります。
かたちについて
使用する木の木目によって一つひとつのBOXの姿形は微妙に異なります。
同じ型を使用して製作していますが、材料の木目の癖が影響するためです。
蓋は締り具合にこだわって本体上部に精緻にはまるように製作しているため、本体下部に敷いて使用される際には、ほとんどの場合入りません。
接着剤・塗料について
組み立ての際、接着剤はほとんど使用していません。(軽微な補修時のみ使用)
無垢の板は収縮による不具合が生じやすいため、フタ天板と底板には1mm以上の厚単板を両面に接着した特注の突き板合板を使用しています。突き板の接着剤は4スターグレードの低ホルムのものを使用しています。
塗装には亜麻仁油ベースの自然塗料と蜜蝋ワックスを使用しています。
人体には無害で、アレルギーの心配がほとんどない塗料です。
箱本体の内部は、木の調湿性を生かすために無塗料となっています。
時折、外側に塗布したオイルが箱内部に浸透した滲みが出る場合がありますが、完全に乾いているため使用には問題ありません。
内部は無塗装のため、濡れたものや汚れがつきやすいものを入れるとシミが残る場合があります。
水濡れは厳禁です。
弁当箱としては使用できません。
普段のお手入れ
お手入れは、目の詰んだ乾いた布で拭き上げていただくとワックスが磨かれて艶が増してきます。
誤って水に濡れて白っぽくなった場合や汚れが付着した場合は最初に#240、次に#400のサンドペーパーで磨き、くるみ油や荏胡麻油などのオイルを修繕箇所に塗布し、余分はていねいにふき取ってください。
乾いた後、蜜蝋ワックスを塗り直せばきれいに蘇ります。
| Oval Box、Oval Carrierのアフターケアについて
本品は木製品ですので、木の持つ性質や気候によって常に微妙に変化しています。
具体的には、ふたの締まり具合や本体の深さの寸法が変わることがあります。
その主な原因は、制作した信州の気候と、使用される土地の気候や室内の気温・湿度などの住環境との違いに起因します。
また、例えば梅雨時と秋の晴天が続いたような時との違いのように、季節の推移の中で微妙に日々の使用感が異なることがあります。それは、木が湿気を吸ったりはいたりしている過程で寸法性が変化しているからです。そのことを古来より日本人は「木は生きている」という言い方をしてきました。
お取り扱いについての注意点
以下の場所での使用は避けてください。
不具合が発生する可能性があります。
◎直射日光や強い光源が当たる場所。
(紫外線により焼けやすいため、光源にはLEDをお勧めします。また、積み重ねて使用する際は日焼け跡がつきやすいのでご注意ください。)
◎エアコンの送風口付近など、風が直接あたったり、熱くなりやすい場所。
◎浴室など湿気の多い場所。水がかかりやすい場所。
無償修理・交換について
下記のような明らかに異常な変化が見られ、使用に支障がある場合には、当方にて現品を精査したうえで無償にて修理または交換いたします。
1 蓋や本体の形や寸法が変化し、完全に蓋が締まらなくなった場合
2 落としたりして無理な力を加えていないにも関わらず、ふたや本体に割れ等が生じた場合
3 銅釘や木釘が自然に抜けた場合
現品を精査させていただき、場合によっては有償と判断させていただく場合もあります。
また、修理/交換の判断も当方にてさせていただくことになります。あらかじめご了承ください。
(無償修理・交換対象と判断させていただいた場合、かかった送料は当方にて負担致します)
有償修理について
万が一、落としたりして割れが生じた場合にも、修理可能な場合には有償にて修理致します。
かかった送料はお客様のご負担となります。
蓋天板の日焼けは修繕不可能な場合があります。
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